石平はるひこ
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2015,10,08, Thursday
大和神社の秋祭り―御神木の大ケヤキの保存・育成を提案
本日、大和神社の秋の例大祭があり、参拝しました。
本殿での例祭のあと、神社裏にある合祀前の各旧村(町内)の祠(ほこら)に参拝しました。
祠の横の古の今泉城の土塁跡に御神木の大ケヤキが、自然災害(被雷)にもめげず威風堂々とそびえたっています。
その後の直会で、宮司さんや各町内会の町内会長や氏子総代など30名ほどを前に、この
大ケヤキの地域としての積極的な保存・育成活動と情報発信を提案
しました。
そもそも、この問題・課題は、2002(平成14)年12月に、私が市の教育委員会(生涯学習課)に「大和神社の大ケヤキの存在の事実」と「上越市の資産としての登録」について問題提起したことに始まります。
というのは、この大ケヤキは、地上1.3メートルの幹周りが約5.5メートルもあり(私の測量による)、上越市内でも有数の巨木でありながら、上越市の調査結果に登録されていなかったのです。
たとえば、平成3年10月に発行した「上越市史(普及版)」の「上越市の巨樹・巨木林」(397ページ)の一覧にも載っていませんし、平成14年3月に発行された本格的な「上越市史」の「資料編1 自然」の「表5-1 上越市の巨木」(555ページ)の一覧にも載っていません。
このような状況に対し、この間、私は議長の大役として議会改革や合併協議対応という超多忙の中で時が過ぎていったため、合併を成し遂げた後の落ち付いた時期、2005(平成17)年6月に、改めて市の関連する担当部署(都市計画課、生涯学習課、環境企画課)を一堂に会して、大ケヤキの存在の事実と上越市の調査の不備、及び早急な調査と必要な措置などを求め、問題提起しました。
これに対し、その場では、全課、持ち帰り、早急に調査検討し、その結果を報告するとの応答でした。
その後、何らの報告もなかったため、同年11月、私の所属する会派の「平成18年度予算要望」でこの案件(「大和神社の大ケヤキの保存対策」)を取り上げ、以降、「21年度予算要望」まで毎年、取り上げました。
これに対し、行政側の平成18年3月の回答書は、「市文化財調査審議会委員(天然記念物担当)と現地を確認した」として、「市として樹木の保存対策事業を実施又は支援をする場合は、市の所有又は文化財を対象とすべき」だが、「大和神社の大ケヤキについては」「落雷による幹部の空洞化や樹形のの変化が著しいこと等から文化財(天然記念物)としての指定は難しいと思われます」(平成18年度予算要望に対する市長回答書)とのことでした。
さらに、それに加え平成21年3月の回答書では、「昨年4月に施行した上越市自然環境保全条例においても、良好な自然環境や特に保護が必要な野生動植物を対象としており、大ケヤキ単独の指定は難しい」(平成21年度予算要望に対する市長回答書)というものでした。
そして同時に、「現状では、」「地域での保存の機運を高める活動を始めていただくことも考えられます」と逆に地域に水を向けました。
このような形で、市の対応は、いったん門前払いのような形で中断しています。
地域が大ケヤキを守り育てる努力をすることは、それとして必要なことであり、大切なことです。
地域としても、そのことに疑いはないことだと思います。
しかし、そもそも問題なのは、第一に、どのような理由があろうと、幹周り5・5メートルの巨木であることに間違いがない大ケヤキを、私が何度も問題提起して、その結果、調査をしているにもかかわらず、結果的に市として認知することさえしていないという事実です。
どのような理由をつけようとも、これは明らかに、あってはならない差別です。
市教育委員会の差別であり、市行政の差別です。
次に樹木の価値についての見解の相違です。
なぜ、被雷したことによる樹形の変形が、巨木としての価値を低下させるのか、その根拠を学術的、あるいは歴史的、社会的に総合的観点から明らかにすべきです。
私には、むしろ、自然災害にあって幹の中が空洞化しても、その巨体を支えて、たくましく堂々と生きている姿こそ、観る人に感動を与え、価値を増すものであると考えるのですが、巨木として認めもせず(存在を否定されるほど価値がなく)放っておいてよいと考える感覚はどこからくるのでしょうか。
ちなみに、90歳代の古老に聞いたところ、この大ケヤキが被雷したのは、自分が生まれる前のことで、大和神社の合祀(明治40年=1907年)前と聞いているとのことですので、少なくとも108年以上前のことになります。被雷してから1世紀以上も自力で生き続け、今もなお気高い姿を示し続けているのです。
広域交流の新幹線時代がやってきた現段階において、この大ケヤキは、大和神社の御神木であるとともに、新幹線駅をかかえる地域の宝でもあり、さらには上越市の資産として広く内外に情報発信できる文化的・観光的資産でもあると捉えるべきです。
そのような意味で、「巨木」と言う以上に付加価値のある上越市の資産であることを正しく深く認識し、それぞれの立場で正当かつ応分に対するべきだと思います。
市及び市教育委員会は、少なくとも、まずはこの事実を認知し、正しく公表し(これまでの認知しなかった不備を反省し改め)情報発信すべきです。
「上越市史(普及版)」でも「上越市史 資料編1自然」でも、認知されない(修正されない)まま今日まで来ているのですから、このことは、最低限是正すべき市及び市教育委員会の責務です。
ということで、そのような経過を述べながら、地域として保存・育樹活動に取り組み、内外に情報発信することを提案し、訴えました。
実は、何年か前にも、神社の有力な関係者に、そのことを話し、「地域活動支援事業を活用することも考えたらどうか」と提案したのですが、そういう動きにならなかったことでした。
ですから、今回は、改めて一部にではなく宮司さんたちも含め、全体の場で訴えたものです。
さて、どうなりますやら。
その他もろもろ::2015年
| 09:35 PM |
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石平 春彦
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