石平はるひこ
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2015,08,31, Monday
東京で日本の将来に思いをはせました
既報のように、29日、30日の2日間、日本の政治経済の中枢で、深く静かに、あるいは怒涛のごとく行動し、改めて日本の将来に思いをはせました。
まずは国会議事堂横の国立国会図書館で調べ物
29日は、午前中、国会議事堂横の国立国会図書館で調べ物をしました。
現在執筆中の論文の展開に必要なコミュニティ政策に関する初期の文献の調査です。
すでに、本論に関連する一部の論考は、先ごろ発刊された「コミュニティ政策 13号」に寄稿していますが、それも含めたコミュニティ政策の系譜とそこにおける地方自治体の先端事例(具体的には「都市内分権・地域自治区制度」です)を上越市に据えて展開するものです。
現在進行形の上越市行政や市議会の動きも位置付けながらの作業ですので、一方ではそのために私自身が時間を取られてしまって執筆が滞ってしまうことと、他方では、現実の動きは理論的な適正性・先進性と一致しない面も多々あることからの苦悩にさいなまれてしまい、苦汁の日々を過ごしているというのが、偽らざる心境です。
ともあれ、コミュニティ政策に影響を与えた初期の文献は、国立国会図書館に行かないとお目にかかれないということからの活動ですが、いくつかの文献を手にし、所期の目的をある程度達しました。
これも、日本の地方自治の先端を切り開いている地方自治体の取組に関する理論的営為です。
明日の下調べに国会議事堂を一巡り
図書館での調査を終えて、次の予定までの空き時間を利用して、隣の国会議事堂をぐるりと一巡りしました。
あすの国会包囲の総行動に向けた私自身の下調べです。
警察官が辻々に、あるいは国会議事堂の各所に立って警戒していましたが、正門前や議事堂周辺の道路に警察車両(機動隊の待機する大型車両)がずいぶん多いように感じられました。
通常業務かもしれませんが、明日のための警戒も兼ねているのでしょう。
私は、立哨の警察官に出会うたびに「ごくろうさまです」と声をかけました。
相手は、最初、予期せぬことだったのか、キョトンとした顔つきでしたが、少し時間をおいて、返事をしてくれました。
私は、常日ごろ(と言っても、こういうことはあまり頻繁にはありませんが)、警察官(公安や機動隊でも)を見ると、親しみを持って、できるだけあいさつしたり、話しかけたり、目的地の方向を質問したりします。
それが、礼儀というものであり、無視や威嚇では、いざというときに不測の事態を回避できないと思っているからです。
何やら外交と同じですかね。
まあ、公務中ですので、迷惑に感じることもあるかもしれませんが、国民の警察官ですから、最近は、それなりに反応してくれることが多いですね。
ということで、正門前で警察官と立ち話をしながら、明日はここをいっぱいにして頑張りますか、と何枚か写真を撮り、一巡して次の目的地に向かいました。
午後は、政治学・地方自治の巨星・松下圭一先生をおくる会に参列
午後1時半には会場の吉祥寺第一ホテルに到着し、2時からの「松下圭一先生をおくる会」に参列しました。
受付では、この会を準備された世話人代表で私の法政大学院での指導教官の武藤博己先生が声をかけて案内してくださり、会場入り口では、発起人代表の西尾勝先生が迎えてくださいました。
会場正面には、松下先生の大きな写真が3枚、その下に、奥さまの作品(先生の著作の表紙を飾られた)が屏風や額装で飾られ、中心には先生の位牌が、その下に先生の主な著作7点が並べられていました。
その中には、私が先生から励ましの言葉とともに恵与頂いた「自治体改革」の本もありました。(写真の右から3点目)
全国の著名は有識者の方々500人ほどでいっぱいになった会場で、定刻より、天野巡一先生の司会と開会あいさつで式が始まりました。
松下先生の奥さま(左)と発起人・世話人代表の皆さん。
まず、松下先生の御霊の安らかなることを願い、またご生前のご指導に感謝を申し上げ、黙祷を捧げました。
次に、海外出張の主治医に代わり「闘病の報告」文が代読されました。
次に、大塚信一・元岩波書店社長や武藤博己先生など4名の方々から「おくる言葉」がありました。
その後、献杯が行われ、「松下先生のありし日を偲ぶ」として、お互い歓談を行うとともに、写真が大型スクリーンに映し出され、行政技術研究会での様子や講演、通称「松下道路」のことなどについて解説が行われました。
私は、この間に、奥さまにお悔やみを申し上げるとともに、ありし日の先生の励ましのお手紙のことやらご著書を頂いたこと、その励ましが活動の糧になっていることなどを、お礼とともに述べました。
続いて、五十嵐敬喜先生など3名の方から松下先生の思い出が語られ、西尾勝先生が参列者にお礼の言葉を述べられました。
お礼の言葉を述べられる西尾先生。
最後に参列者全員が、一人ひとり松下先生に一輪の花をたむけお参りしました。
私は、その一時の中で、日本の国政の現状を憂うるとともに、地方自治・市民自治の可能性を信じ、未来の希望に向かって、大きな身振りで論陣を張られる先生のお姿を見たような気がしました。深く静かに思索した一瞬でした。
その気持ちを持って、松下先生とともに、明日の行動を精一杯取り組もうと決意しました。
30日、違憲と戦争挑発の安保法案の廃案と安倍政権の終焉に向けて全国で起つ。私もここ国会議事堂前で国民の意思を示して起つ!
30日は、「戦争法案廃案! 安倍政権退陣! 8.30国会10万人・全国100万人大行動」です。
主催者(戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会)の案内では、東京では、国会議事堂周辺ほかで午後2時からという話でしたが、予想される規模が規模だけに、時間どおりに行ったのでは地下鉄の出入口で身動きとれなくなるかもしれないし、警察が横断歩道を封鎖して自由に行き来できなくするおそれがあるとの情報が入っていたので、目的の国会議事堂前にたどりつけなくなるかもしれないと思い、1時頃到着するようにかなり早めに出かけました。
いつも使いなれている「永田町」も、国会議事堂前には回り道なので、今回は「桜田門」で降ります。
私が出口を出た時には、まだそんなに混んでいませんでしたが、国会議事堂近くの「国会前交差点」に近づくにつれて歩道が身動きできないくらいになりました。
人の流れは少しずつ進んでいるので、身を任せるようにして進みました。
国会議事堂前は、すでに左右の歩道も前庭(公園)も人で埋まっているらしく、案の定、、国会前交差点では、警察官がテープを張って、すでに横断歩道を封鎖し、国会議事堂方向ではなく左側に折れて国会議事堂から遠ざける方向に誘導しています。
しかしめざす国会議事堂は、すぐそこに姿を見せているわけですから、どっこいそんなことはきけません。
しかも目の前の車道は、カラカラです。
参加者はどんどん膨れ上がっていき、警察官が警察車両の上から拡声器で「横断歩道は通れないので左に曲がってください。立ち止まらないでください。」と繰り返し指示し、横断歩道の外側では警察官が手をつないで制止してはみるものの全く効果なく、私も含めて一団がそのままじわじわと制止のテープと警察官の鎖を破り突破しました。
一角が崩れると総崩れ。制止される前は素直に横断歩道を渡って向こう側へ行っていたのでしょうが、制止なんかするから逆効果で、制止を破った後は、横断歩道を渡るというよりは、みんな一斉に横断歩道から目の前の車道になだれ込み、国会議事堂に向かって車道を歩くかっこうになりました。
つまり、左右の前庭公園や歩道だけでなく、国会議事堂前の数100メートルの車道そのものが、参加者でどんどん膨れ上がっていき、警察も手がつけられなくなっていったということです。
このことを本日の新聞は、「参加者が歩道からあふれて、警察側が車道を開放した。」(朝日新聞)と報じましたが、事実は、「参加者が警察官のバリケードを突破し車道を解放した」のであり、「警察はそれを黙認せざるを得なかった(後付けで理由をつけた)」ということです。
物事がスムーズにいけば、特段、警察と争うことはないわけですし、また警察が今回、節度を持って対応したとは言えますが、今回の体験は、「国民の民主主義の力」のすごさを見せつけた一幕だったと言えます。
主催者は、事前の案内地図を見る限り、こうなることを想定していたようフシがあり(国会議事堂前の車道を網かけして、「埋め尽くす」と書いてあります)、たいしたもんだと思いました。
今後も、警察が安易に権力を乱用できないような規模で「国民の民主主義の力」を発揮する必要があると言えるでしょう。
私の体験上、国会前だけでなく、その周辺は人で膨れ上がったことは実感として分かりますが、後から新聞を読むと、集まった人々は、日比谷公園方面まで続いていたということであり、12万人という主催者発表は自然にうなずけます。警察(関係者)も、あくまでも「国会周辺」という限定付きで「3万3千人」と発表したくらいですから。
2時頃にやっと集会後尾に到着した私。ここまで来るのに、けっこう達成感があったのか、顔にあらわれていますね。
ついに国会議事堂前は「解放区」と化しました。 まあ、普通の言い方をすれば、「いつのまにやら歩行者天国」ですかね。
ただし歩行者天国のようには移動する空間がまったくない程、あたり一面ぎゅうぎゅう詰めになりました。
そういう中で、全国からのいろいろな団体やグループがめいめいに手作りののぼり旗やプラカードなどを持って、それぞれに音楽に合わせて歌ったり掛け声に合わせてシュプレヒコールを挙げているので、中にいると不謹慎な言い方ですが、大変な騒々しさです。
しかし言い方を変えれば、地響きと言うのか怒涛の勢いというのか、すさまじいの一語に尽きます。
それでいて、みんな自由闊達、元気に明るく、楽しげにやっています。
私も、そういう人たちに交じって行動しつつ、国会議事堂前の最前線に行ったり、様々な団体の様子を観察しながら、精一杯声を挙げました。
ここが最前線。国会議事堂正門前には警察車両と警察官でバリケード。
本当に、参加している人たちは文字通り老若男女で、小さい子供を連れた家族や若いグループなどが目につきましたし、様々な大学の有志の会(学者の会)もいましたし、お父さんに肩車して小さなプラカードを持つ2~3歳ぐらいの子もいました。
国会議事堂正門前の最前線から集会後尾方面を望む。
中でも、注目したのは、創価学会のグループの方たちでした。
創価学会の旗なんでしょうか、3色の旗をなびかせて、中心の人が演説し、それを囲むようにして数10人の人たちがいて、拍手をしていました。
公明党は間違ったことをしている。池田先生の平和の教えに背いている。私たちはそれを正していかなければならない。とかなんとか。
三色旗を掲げて演説する創価学会のグループ
そういえば創価大学の先生たちも声を挙げたと聞きました。
創価学会や公明党支持者の中にも、大政翼賛的にならない、こういう真面目な人たちがいるんだな、と思いました。
以上、国民の力という民主主義の確かな手ごたえを感じて帰路につきました。
希望の未来を切り開くのか、いつか来た道に押し流されるのか、良くも悪くも、それを決めるのは、私たちです。
ということを改めて感じた1日でした。
下記にこの行動に関する毎日新聞の写真特集のURLを掲げます。参考までにご覧ください。
毎日新聞・写真特集
明日から、9月議会が始まります。
私たち有志議員は、2日の本会議に、安保法案の廃案(制定中止)を求めて、政府・国会への意見書案を提出します。
わが上越市議会も、国民・市民の気持ちをしっかり受け止められるような、当たり前の議会になれるように、努力していきたいと思います。
議員諸氏には、国民・市民に一番近い立場の自治体議員として、自らの頭で冷静に深く、かつ真剣に考え、国民(市民)意識とかけはなれた政権(国政政党)の大政翼賛にくみするようなことのないように、心から願わずにはいられません。
活動報告::2015年
| 01:46 PM |
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石平 春彦
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