石平はるひこ
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2015,07,31, Friday
全国コミュニティ・スクール研究大会 i n 上越に参加
本日終日、上越市内で行われた「全国コミュニティ・スクール研究大会 i n 上越」に参加しました。
午後の上越文化会館で行われた全体会には、教育委員会から来賓出席案内があったのですが、私は自らのコミュニティ政策の研究の一環として、午前中の分科会から通しで参加(一般参加)しました。
コミュニティスクールは、文科省が「主導」し法制化された学校運営協議会制度です。一般的に、学校長の「ブレーン」として学校運営に地域(の人材)が参画する制度と位置付けられています。
ただし、現場では、学校運営協議会を中心としながらも、様々な地域の主体(たとえば地域の様々な団体で構成する「学校支援地域本部」など)を加えた全体の取組をイメージしていることが多いようです。
コミュンニティ・スクールの指定を受けている学校は、本年4月1日現在、全国で2,389校となり、全国的に導入が進んでいます。
上越市では、2012(H24)年度から全小中学校で導入され、その前の準備段階も含め、全国的にも先進的な取組をしています。それが、今回、東日本で最初の全国大会の会場に選ばれた理由です。
関係者に敬意を表したいと思います。
しかし、この日の説明を聞く限り、文科省は、この制度の多様性と地域(学校)の自立性を尊重しているようです(それがどの程度かはわかりません)が、当の教育委員会や学校(地域)の方が、なんとなく自覚(国に対する地方、学校に対する地域の主権意識)が弱いのではないか、というのが私の第一印象でした。
しかも、必要以上に学校長のリーダーシップや主導権が強調されていた(地域は学校長のお手伝い役のような)ことには違和感を感じました。
私は、コミュニティ・スクールに限りませんが、コミュニティ政策や都市内分権の趣旨からは、地域の行政運営への関わり方については民主的正統性や住民参画のあり方が極めて重要だと考えています。
まあ、簡単に言えば、ガバナンスであり、住民の側からの統制・統治です。「参画」とか「協働」とかと言われることが、住民自治・市民自治が花開く方向で作用しているか、ということです。組織の構成員の民主的正統性が確保されなければなりませんし、制度のあり方として当然にも多様性や自立性が尊重されなければなりません。
物事を掘り下げた批判精神と指摘も必要でしょう。
学校運営協議会の委員の選出方法に「公募」がほとんどないことも疑問ですし、学校長の一方的な都合のよい選出になっていないかということも気になるところです。
仮にそれが校長や一部の関わっている人にとっては善意であったとしても(善意であることは疑いません)、教育も含む自治の普遍的価値から言えば、そのような「善意」は、あまり意味のあることではないばかりか、かえって害になってしまいます。
私は大分前に別のところで述べていますが、私も2002年10月に視察に行き、そして地域自治区(地域協議会)制度導入にあたって私が取り上げたニュージーランドの制度(このテーマでは教育改革)が参考になるとだけ言っておきます。
最初に重たい問題意識を述べてしまいましたが、そのような問題意識がどの程度考慮されているものかを知るために、そしてここにも光るものが発見できるかどうかを確かめるために参加した、というのが本音です。現状は、なかなか難しいな、というのが一言の感想です。
以下、研究大会の流れだけ紹介しておきます。
大会スローガンは、「学校や地域の課題解決に真価を発揮するコミュニティ・スクール~夢や志を持ち、たくましく生きる人づくり~」です。
午前は、春日謙信交流館で行われた第3分科会に参加しました。
実践発表は3団体で、東京都世田谷区の経堂小学校、本県刈羽村、そして本市の春日小学校です。
それぞれに、これまでの取組と今後の課題について、スクリーンとと資料に基づいて学校長と学校運営協議会の会長等から報告がありました。
報告後には、フロアからの質問があり、それぞれ応答があり、節々と最後にコーディネーターの押田・宮崎大学大学院准教授から助言がありました。
会場風景。コーディネーターの押田准教授(左側奥)の発言
世田谷区立経堂(きょうどう)小学校の報告
刈羽村の報告資料から
上越市立春日中学校の報告
フロアから一般参加者の質問
午後の全体会の会場・上越文化会館の1階では、大会参加者向けに上越市の物産展が行われていました。
午後は、開会行事から始まり、その後、文科省の「行政説明」、続いて「パネルディスカッション」が行われました。
開会行事では、主催者の全国コミュニティ・スクール連絡協議会の会長(生田前会長と在田新会長)、及び鈴木・文部科学大臣補佐官(本制度の仕掛け人)が挨拶し、当市の村山市長が来賓を代表して歓迎の挨拶を行いました。
生田前会長の挨拶
鈴木・文科大臣補佐官の挨拶
行政説明では、文部科学省初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付の藤原・学校運営支援企画官が、笑いを誘う型破りの話を行いました。
パネルディスカッションでは、コーディネーターに天笠・千葉大学教授、パネリストに佐藤・日本大学教授、竹原・横浜市立東山田中学校コミュニティハウス館長、伊藤・新潟県聖篭町教育長の3方で、大会スローガンに沿って行われました。
パネルディスカッションで、コーディネーターの天笠教授の質問に応えて挙手するフロアの参加者
閉会行事では、次期研究大会開催地の挨拶のあと最後の締めを当市の中野教育長が行い終了しました。
中野教育長の閉会挨拶
研究・学会::2015年
| 10:53 PM |
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石平 春彦
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