石平はるひこ
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2014,09,14, Sunday
新幹線「かがやき」通過市 外圧ショックを、今度こそ発展への糧に
「やっぱり、こうなるんだろうな。」
きょうの朝刊の論調を見て、最初に思った私の感想です。
「かがやき素通り 膨らむ懸念 〝停車ゼロ〟着々と布石 地元 有効な手立てなく」(新潟日報)
「停車戦略、甘い見込み 最速便「かがやき」素通りの上越市 負担金自負、危機感薄く」(朝日新聞)
私はこの間、速達型列車「かがやき」の素通り決定に対して、これまでの泉田知事をはじめとする責任者のJRに対する取組のなさについて(のみ)批判的に言及してきました。
当然、不公平で差別的なひどい仕打ちに対するJRへの鋭い非難も繰り返してきました。
このことは、「かがやき」停車を求める中で、緩めることなく、さらに強力に進めていかなければなりません。
そのためにもと、「事ここに至って内輪もめのようなことは避けたい」との思いから、今まで言及してこなかったことがあります。
それは、まさに、各紙朝刊にあるように、呼び込む(停車させる)ための価値をどう意識的に作り出してきたのか、ということなのです。
このことは市政の一端を担う私自身にも、責任の一端があります。
(しかし、総ざんげで済ませられる問題でもないのです。)
だからこそ、私は、長野~上越間が着工した平成10年以降、市議会定例会の一般質問で、この問題を重点的に取り上げ、上信越の広域的拠点としての新幹線駅の周辺整備(質の高い新都市空間の形成)や、開業を見すえた上越市の地域活性化戦略とその推進体制の構築・実践を、口を酸っぱくして提案し要求してきました。
(当然、自分のできる権限と責任の範囲で率先垂範することが前提ですし、実際にそうやってもきました。)
私のこの問題に関する一般質問は、私が議員に当選した直後の昭和63年6月定例会から、新幹線建設促進運動に関することを含めて、これまでに29回に及びます。今回も行いますので、30回目ということになります。
特に、8年前の平成18年9月定例会では、新幹線建設が目に見えて進捗し、金沢や富山などの有力他市が様々な取組を進める中にもかかわらず、いつまでも動きの鈍い当時の木浦市長と市行政に対して、「新幹線開業を見すえた戦略と推進体制の早急な構築」を、先行する九州新幹線の熊本県の例をあげて訴えました。
そして、その後も一般質問や総務委員会で繰り返し追及した結果、ようやく目に見える形になったのが、平成23年2月の「上越市新幹線まちづくり行動計画」の策定であり、同年4月の関係5市による「新幹線まちづくり推進上越広域連携会議」の設立でした。
その間も、その後も、市議会の中は、総じて、無関心か消極的でした。
一般質問で問題提起する議員は、私以外にほとんどいませんでしたし、行うとしても駅周辺整備にブレーキをかけるような論調でしかありませんでした。
私が業を煮やして訴えてから、上記の動きまで5年がたっていました。
金沢や富山とは、そもそも都市の規模では太刀打ちできないのだから、せめてそれを超える知恵と熱意と努力を推進力として競争するしかない、と遅く鈍い対応に必死に問題提起したのでしたが、すでに金沢や富山に2周、いや3周遅れになっていました。
しかも、その後の動きも、関係者の努力には敬意を表しますが、概してイベントや一過性の取組に流れていて、長期的展望の上に価値を再生・創出し磨きをかけるというような取組になっていないと言わざるを得ません。
市行政の駅周辺整備の事業も、基本的には、単なる「新幹線駅の付帯工事」的施策であって、100年先を見すえた主体的で大局的な「新幹線のまちづくり」政策にはなっていません。
私が、コンベンション機能などの複合的核施設の整備や企業誘致を含めた市としての広域の拠点建設を繰り返し求めても、「民間の土地だから」などと、土地区画整理事業の施行者としての立場を棚に上げて、聞く耳を持たないのが現状です。
確かに、歴史的経過の中での財政難も要因としてあります。
しかし、そんなことを言えば、どこの自治体も条件は同じなのです。
ですから、他県と比較しての大局的な要因としては、この間、部分的に顕在化した(「駅前通りの電線地中化中止問題」など私が指摘し一般質問でも取り上げた)例が示すように、かなりの面で、新潟県の「北陸新幹線まちづくり」に対する傍観者的無策ぶりにあると言わざるを得ません。
つまり、「新幹線問題」といえば、最近までの「2014年問題」の蒲原政治的位置付け(もっぱらの関心が上越新幹線の枝線化と新潟地域の沈下に対する恐れ)であり、一方で北陸新幹線まちづくり(新幹線駅を核とした上越地域の都市建設)への政治的・行政的無為無策が横たわっていたことによることは、間違いありません。
その上で、上越市としては、財政難にかこつけた方便と、歴史的・長期的展望の中での重心移動バランスを構想できない大局的政策の欠如として、どうしても歴代の市長や市行政、そして機関としての市議会の責任に及ばざるを得ないでしょう。
この問題に限らず、上越市、上越地域は、これまで何度も何度も、知名度やブランド力を上げるチャンスがありました。そしてその都度、その都度、いろいろなことが言われ、意識ある人たちにより細々といろいろな試みがなされたものの、為政者たちの多くはチャンスをものにすることなくいたずらに時間を浪費し、目の前に直面してあわて(あわただしくなり)、外力に乗ってその場を泳ぎ(しのぎ)、そして通り過ぎていきました。
どれだけのものが残ったのか。どれだけの価値がよみがえり、また創出されたのか。持続されたのか。
いまさら私から言うまでもありません。
そして、またぞろ、そのサイクルを繰り返している現実が、非常に残念ながら、JRによって白日のもとに晒されました。
ですから、理不尽な仕打ちには、きっぱりと声をあげ、反撃しつつも、一方では、この外圧ショックをチャンスに変え、今度こそ、今度こそ、わが街の発展に向けた糧とし、地についた取組をすることが求められているのです。
打ちひしがれて、夢や希望をなくしてはなりません。
そのためにも、私たちの誇りと矜持を、しっかり失わずに進み、必ずや確かな未来をつかみ取らなければなりません。
新潟日報の本日の朝刊で、JR東日本の原口常務が、インタビューに答えてこう述べています。
「大きな会議の誘致やホテルのリニューアルなど、金沢の盛り上がりはすさまじく、上越とは比較にならない。」
まさに、こうなのです。
お前に言われたくない! しかし、悔しいですが、その通り。
(だからと言って、JRの差別的仕打ちが現代社会における独占的公共交通機関として正当化できる道理でないことも、原口常務には、きっぱり言っておきます。)
「だから、言ったじゃないですか、何年も前から。」、と叫びたい気持ちでいっぱいです。
相手は、村山市長であり、泉田知事です。
まずは、「新幹線まちづくり」に対する及び腰でない村山市長の主体的決断と歴史の評価に耐えうる真の政策展開にかかっているのです。
これからでは、開業には間に合いませんが、100年の大計のために、今、この瞬間から、気持ちを入れ替えて、責任ある真の当事者能力を発揮してほしい、と切に願います。
新幹線まちづくり::2014年
| 08:26 AM |
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石平 春彦
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