石平はるひこ
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2014,09,05, Friday
いつまで上着の上から掻いているの 泉田知事さん
4日に泉田知事が上越市で講演し、演題(消費税増税後の県内経済の展望)を横に置いておいて、大半を北陸新幹線・速達列車「かがやき」が素通りすることになった問題に対する分析と今後の取組について話した、とのことです。(5日、6日の新聞各紙の記事より)
私は講演会に参加していないので、報道の範囲の理解で言わせてもらいますが、「いつまで、痒いところを上着の上から掻いているのか」、ということに尽きます。
上越市議会が前日「北陸新幹線の運行計画に抗議し、上越妙高駅への速達型列車「かがやき」の停車を求める決議」を行ったことが、新聞各紙で報じられた当日のことですから、知事もこれを読んだ上での講演だと思います。
「負担に基づき便益を確保できるようにする責務は国にあるが現状は欠陥があるので国の制度の是正を求める。」、「JR各社と協調して誘客に取り組む必要がある。」というのは、その通り。
しかし、これまでの持論を繰り返した「(JRは利益を求める上場企業だから)争うべきではない」というのは、争うとか争わないとかの短絡的な前提条件も含めて、「分かっていない人だな」と、つくづく思います。
政策実現のためにあらゆる選択肢を駆使して戦略を立て、実行するのが、政策を推進する者の責任です。
国であろうと企業であろうと、決定権者に対して、政策実現のために関わる(情報収集したり要請したりする)ことは常識の範囲のことであり、それをしなければ、こちらの実情や真意(思い)は伝わらないわけですから、少なくとも相手に検討しないで良い口実を与えることになります。
しかもJRは、単なる一民間企業ではなく、日本を代表する独占的な公共交通機関であり、極めて公共性の高い企業です。この点のバランスを考えない結果にならないように、あらかじめ要望し牽制することは、地方自治体として当然やるべきことです。
国に要望したから、後は国がやってくれるだろう、いややってくれるはずだ、と指をくわえて待っているやり方は、地域主権時代の自治体のやることではありません。あれかこれかではなく、あれもこれも、相手に応じたスタイルでやるんです。
行わない(はじめから相手の立場をおもんばかって行動しない)ことを正当化することは、広域自治体の長として、どこから考えてもナンセンスです。
それを行わないことは、政策実現上、敗北主義か不作為主義であり、その理由は単なる方便です。
8月23日のブログにも書いたとおり、富山県の石井知事はJR西日本の社長と談判して、その情報を公表したり、「つるぎ」の全列車停車も実現しています。
泉田知事も、争うとか争わないとか、頭の中で、問答していないで、JR社長と会って(争わずに)談判(要請)ぐらいしたらどうなんですか。
今までも、そうしたらよかったんではないんですか。
そうしたら結果が違っていたかもしれないではないですか。
情報戦略を発揮して、発表されてからいろいろ言ってみるのではなく、あらかじめJRに次善の策を提案しても良かったではないですか。
できるかどうかは別にして、あるいは結果をおそれるのではなく、最善を尽くすことが重要だったのです。
やはり、泉田知事さんは、政治のダイナミズムを知らない単なる官僚で、いつまでたっても政治家にはなれないのか、と思ってしまいます。
当初の国とのたたかいや原発対応でのこれまでの姿勢には、共感し勇気づけられ拍手を送っていた者として、JR対応については、どう考えても不可解であり、非常に残念です。
<追記>
書き終えて、何か足りないと思い、気付きました。
泉田知事のやるべき範囲でやっていないことは、その通りなので上記のとおりなのですが、泉田知事に政治家の役回りまで要求する(結果になる)ことは僭越でした。
要するに、よく考えてみたら、今回の問題(課題)をめぐって、2010年代の今日、新潟県に政治家はいない、ということなんです。
新潟県の国会議員は、今回の問題(新潟県内の新幹線駅に速達型の列車を停めること)を巡って、いったい何をしましたか。
こういうことをした、と胸を張って言える国会議員がいたら、言ってみなさい。
また、素通り発表に対して、県民、市民の思いを代弁したり、実現に向けた取り組みへの言動を行った国会議員は、どこにいるのか。
ということです。
(地域エゴでやりなさい、というのではありません。今回のことが、不公平であり差別対応だから、そのようなことのないように、あるいはそれを是正するように、国土の均衡ある発展の立場から、しっかり対応しなさい、ということです。)
私が議長をしていた10年前までは、こうではなかった。
情けない。
新幹線まちづくり::2014年
| 08:14 PM |
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石平 春彦
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