石平はるひこ
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2013,07,04, Thursday
総務委員会視察の3日目は空き家対策
総務常任委員会の視察3日目は、福岡県豊前(ぶぜん)市に伺いました。
テーマは空き家対策です。
上越市でも、老朽危険空き家の管理が問題となっており、いくつかの対策を開始しましたが、すでに条例を制定している先進的な取組を視察し、今後の取組の参考としました。
最初に豊前市議会の山崎副議長から歓迎のあいさつを受け、笹川委員長が視察受け入れのお礼のあいさつを述べた後、①空き家バンク制度と、②「空き地及び空き家等管理の適正に関する条例」について、それぞれの担当課から説明を受けました。
豊前市議会の山崎副議長の歓迎あいさつ
説明する担当者(総合政策課の職員)と説明を聞く委員
担当者の方を向いて質問する私(ちょっと難しい顔ですね。真剣なだけです。)
空き家バンク事業の効果をあげている専任職員の方
この2つの制度は、空き家の適正管理に関して、活用(定住促進、活性化)と規制(環境保全)により解決しようとする積極的政策と位置付けられます。
①の空き家バンクは、豊前市内の利用可能な空き家の有効活用を通して、豊前市民と都市住民との交流の拡大を図る手段として都市部からのUターンによる定住を促進し、集落の維持を図ったり地域の活性化を図ったりすることを目的としています。
市内全域を対象に、空き家の賃貸・売買を希望する所有者からの申し込みを受け、市がホームページや広報紙などで広く紹介し、利用希望者を募ります。ただし、物件の賃貸・売買に関する交渉・契約等の仲介行為は行いません。
そのため、及び適正管理の一環として、市内の空き家調査を行い、ランク分けをします。(A:使用可、B:軽微な修理必要、C:大規模修理必要、D:半壊、E:全壊)。
また、空き家情報アンケート調査を実施し、希望の実態を調査して登録につなげています。
その実績をみると、福岡県内では14市町村が導入していますが、本年6月現在、0件から数件で一様に苦戦しています。
しかし、その中でも豊前市は、29件とダントツに成果をあげています。
これに続くのが、宗像市で20件となっています。宗像市の場合は、税金の滞納に対して当該者所有の空き家を公売にかける方法で実績をあげているとのことです。
豊前市の場合、そのような対応はしていませんが、他の自治体と違うことは、専任の担当職員を置いて、対象の家を回り丁寧に取り組んでいることが効果をあげている要因であるとのことでした。
②の「管理の適正に関する条例」については、「空き地、農地、空き家」を対象にしています。
平成13年の条例制定時は、「空き家」は入っていませんでしたが、平成22年の改正時に追加したとのことです。
そのこともあり、私権への規制として議論のある「代執行」も、「空き家」に対してとることができることになっています。
具体的には、「空き地等(空き地及び空き家等)の所有者又は管理者は~適正な管理に努めなければならない」として、市長は、それが為されていないと認めた時は、段階的に「指導」、「措置勧告」、「措置命令」を行うことができ、「措置命令」を履行しない場合は、「代執行」を行うことができる、などの規定があります。
しかし、実際に「代執行」を行った実績はなく、①で記載した「空き家調査」を行っているが、現段階ではそれに基づいて、老朽危険空き家の適正管理(除却を含む)を「お願い」しているレベルだとのことでした。「代執行」等については、今後検討していきたい、とのことでした。
その意味からは、現段階では、条例の効果が発揮されていないと言えるかもしれません。
なお、この7月1日から、老朽危険空き家除却促進事業を開始しています。
具体的には、「豊前市老朽危険家屋除却促進事業補助金交付要綱」で、補助金の額は、対象経費の3分の1、30万円を限度とするものです。
上越市の場合、老朽危険空き家の調査を行って、特に危険があると判断した家屋に対し、「お願い」文を送付している段階ですが、この5月からは、「上越市老朽危険空き家除却費補助金交付要綱」に基づき、補助金額、対象経費の2分の1、50万円を限度という促進事業を始めました。
また、市長は、私権への規制に関する条例の効果について懐疑的なことから条例制定の意思が無いことを表明していますが、私は、適正管理の誘導策、規制策として効果があると考えており、条例化すべきであると思います。
今回の視察も参考にしながら、条例化に向けて取り組んでいきたいと思います。
議会(委員会)::2013年
| 10:33 PM |
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石平 春彦
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